けいぼー
当記事にたどりついたあなたは、英語の勉強法に悩みをもつ中学生・もしくは悩みを持つ中学生の親御さんだと思います。
下記の悩みに1つでも当てはまる場合、ぜひ最後までお付き合いください!
- 中学生なんだけど、英語は最初からちんぷんかんぷん……
- 英語の勉強法がわからない……
- 英語の成績をどうやったら上げられるのか知りたい!
ぼくは中学生のころにビリをとってから、全科目それぞれ勉強法を研究しまくりました。
その中でも特に英語に関しては、胸を張って得意科目といえるくらい勉強法を研究し尽くし、成績を上げることができました。
そこで、今回はそんなぼくが「中学生はどういう風に英語を勉強したらよいのか」という視点から、1つの指針を提示しようと思います。
自分の状況を把握し、必要なものを参考にしていってほしいなと思います。
大前提:英語の成績を上げるために、英語に必要な力を知ろう
そもそも、当記事を読んでいるみなさんは、英語の成績を上げるために何が必要で、それがなぜ必要なのか知っていますか?
中学生のキミが「どうしても英語の成績を上げたい!」と考えているなら、英語の成績を上げるための必要なものとなぜそれらが必要なのか、理解しておくべきです!
英語の成績を上げるために必要なものは主に以下の3つです。
「そんなのわかってるよ!」というツッコミが飛んできそうですが、それぞれがなぜ必要なのか、誰にでも理解できるように説明できますか?(笑)
なんとなくわかっているという人は多いと思いますが、ここで改めて整理していこうと思います。
①英語の成績を伸ばすために、英単語・英熟語を暗記しよう
【画像挿入】
まず、英語の成績を伸ばすために必要なことは、「英単語・英熟語を暗記していること」です。
英単語・英熟語は英語の一番小さな構成要素です。
ですので、そもそも英単語・英熟語を覚えていないと、英文法や英語長文の知識があっても、英語ができるようにはなりません。
たとえば、中学生のみなさんなら、「I love you.」というのはわかると思います。
「私はあなたを愛している」という意味ですよね。
しかし、同じ文の形である「I acknowledge that.」という英文の意味はわかりますか?
これは、「acknowledge」という単語がわからないと意味がわからないと思います。
ちなみに、「acknowledge」は高校生で習う単語で「認める」という意味です。
このように、英語の構成要素である英単語・英熟語がわからないと、そもそも英語の意味が取れなくなってしまいます。
ですので、英語の勉強をはじめるときは、英単語・英熟語を暗記することからはじめましょう。
②英語の成績を伸ばすために、英文法を勉強しよう
次に、英語の成績を伸ばすために必要なことは、「英文法を理解して、暗記していること」です。
英文法は、英単語・英熟語を文として並べるために必要な「英語のルール」です。
ですので、英単語・英熟語を覚えていたとしても、英文法の知識がないと、英語ができるようにはなりません。
さきほどの英文である「I love you.」を例に説明します。
「I love you.」というのは、「主語+動詞+目的語」という英文の順番で並べられています。
しかし、英文法を知っていなくて、日本語のルールのまま英単語を並べるとすると、「私はあなたを愛している」という順番で、「I you love.」という風になってしまいます。
このように、英文法がわからないと、そもそも英単語の並べ方がわからず詰んでしまいます。(笑)
ですので、英語の勉強をはじめるときは、英文法はかならず押さえておきましょう。
③英語の成績を伸ばすために、英語長文の勉強をしよう
最後に、英単語・英熟語をおぼえて、英文法を学習したあとの締めとして、英語長文の勉強をしましょう。
英単語・英熟語という構成要素を暗記して、英文法という英語のルールを理解して暗記したら、最後に長文が読めるようになるまで勉強しましょう。
やはり、英語長文というのは配点が大きく、得点を稼ぐという点では絶対に必要だからです。
長文というのは大問まるまるで出題されますし、1問1問の配点も大きいです。
ですので、英単語・英熟語を暗記し、英語のルールである英文法を学習したあと、最後の締めとして英語長文の勉強をしましょう。
最終ゴールは英語を英語のまま読めるようになること
次に英語の勉強をするうえで、目指すべきゴールについてお話していきたいと思います。
英語の勉強をするうえでのゴール。それは「英語を英語のまま読めるようになること」です。
なぜなら、英語をいちいち日本語に訳しながら読んでいると、試験で時間が足りなくなってしまうからです。
たとえば、「I eat apple.」と聞いた時に、「私は食べたリンゴを……、あ!私はリンゴを食べただ!」という風に訳していたら、時間がなくなってしまうと思いませんか?
しかし、「I eat apple.」と聞いた時に、りんごを食べている絵を想像したほうが、訳すよりも早く読めそうではないですか?
そうです、「英語を英語のまま読める」というのは、英語を見た瞬間に、その絵が思い浮かぶということです。
いちいち日本語に訳して、その絵を想像していたら、読むのがどうしても遅くなってしまいます。
ですので、英語を勉強していく最終的なゴールは、「英語を英語のまま読めるようになること」を目指して勉強していきましょう。
中学生のための英語勉強法
ここまでは、中学生が英語の成績をあげるために必要な情報をシェアしました。
次に、中学生が実際にどのようにして英語を勉強していけばいいのか、具体的な方法の解説に入っていきます。
【STEP 1】英単語・英熟語の勉強法
まずは、英単語・英熟語をおぼえるためにどうすればいいか。
勉強法について、解説していきたいと思います。
①期限を決めて、一夜漬けのように英単語・英熟語をおぼえる
まずは、期限を決めて、一夜漬けのように英単語・英熟語をおぼえてしまいましょう。
定期テストを一夜漬けで乗り切ったことのある人なら、だれもが経験したことのあるあの感覚です。
では、なぜ一夜漬けのように、いったん英単語・英熟語をおぼえることが大事なのか。
それは、一夜漬け感覚でいったんおぼえれば、あとはそれを復習して忘れないようにするだけで、英単語・英熟語を「おぼえた!」といえる状態にできるからです。
では、英単語・英熟語をおぼえるためのコツをお教えします。
それは、英単語、英熟語はイメージ付けを行うこと。
たとえば、appleという英単語を聞いた時には、「🍎」が思い浮かびますよね?
それと同じことを、他の単語でも行っていくということです。
「make」だったら「作る」と覚えるのではなく、作っている人の絵を想像してみましょう。
英単語のイメージ付けを行っていくことで、英単語を見たときに思い出しやすくなります。
ここまでをまとめると、
①まずは、英単語・英熟語を一夜漬け感覚で頭に入れ込む
②覚えるときのコツは、単語のイメージ付けを行う
英単語を一番初めに勉強する際の、参考にしてみてください!
②忘れないように、何度もくりかえす
一夜漬け感覚で、英単語・英熟語を頭に入れたら、それを忘れないように復習していきましょう。
一夜漬け感覚ということは、放置していたら忘れてしまいますよね?
ただ、裏を返せば、放置しなければ忘れないということでもあります。
ですので、一夜漬け感覚でおぼえた英単語・英熟語を忘れないように、何度も復習しましょう。
復習をするときに注意してほしいのは、すでにおぼえている単語を何回も復習するのは、時間がもったいないということです。
ですので、すでにおぼえている単語と、まだおぼえられていない単語は✔マークをつけたり、付箋をするなどをして、うまく分類しておきましょう。
③おぼえたと思ったタイミングでもう1周
最後に、すべての英単語をおぼえたと思ったタイミングで、もう1周しましょう。
なぜなら、1度おぼえたと思えた単語でも忘れてしまっていたり、実はおぼえられていない単語が存在するからです。
たとえば、順番でおぼえていたパターン。
この英単語のつぎは、この意味の英単語が来る……などおぼえていたり、さまざまなおぼえ漏れがあります。
ですので、英単語を全部おぼえきったと思っていても、最後に詰めの1周として、おぼえ漏れをなくしていきましょう。
【STEP 2】英文法を学習しよう
つぎに、英文法はどのように勉強していけばいいのか。
解説していきたいと思います。
①英文法を理解する
まず、英文法を勉強するための第1段階として、英文法の理解をしましょう。
英文法は英語における理論の側面があるので、まずはどういった意味で、どういう風に使うかというところを理解しておいたほうが、のちに覚えやすくなります。
ですので、英文法はいきなり暗記しようとするのではなく、暗記するためにまず理解ということを意識して、勉強しましょう。
②英文法を暗記する
つぎに、英文法を暗記する段階に入りましょう。
英文法の根本を理解していれば、あとはおぼえるのはそんなに難しくありません。
このときに意識するべきことは、「わかる」と「できる」は違うということです。
英文法を理解していても、英文法を使って問題を解けたり、文章を書けたりということとは全く違います。
ですので、英文法の理解がおわったら、英文法を使って、問題が解けたり文章が書けたりする段階になるまで勉強しましょう。
英文法の問題集1冊を完璧にしたり、英文法を使って実際に文章を書いたりすることで、「わかる」から「できる」にすることができます。
ですので、問題集を解いたり、文章を書くということを通じて、英文法を暗記していきましょう。
最終ゴールは説明できて、実際に使えるかどうか
英文法を勉強していくにあたっての、最終ゴールがどこにあるのでしょうか。
それは、「英文法を説明できて、かつ実際に使えるようになる」というところです。
教材を見ずに、英文法を説明できるということは、英文法の暗記の部分はクリアしているということです。
ただ、英文法をただ暗記していても、使えるようになっていなければ、あまり意味がありません。
ですので、英文法を学んでいくうえでの最終ゴールは、「英文法を説明できて、かつ実際に使えるようになる」というところにあることを意識して勉強していきましょう。
【STEP 3】実際に英語の文章を読んで、長文の勉強をしよう
最後に、英語長文を読めるようになるためにどうすればいいか。
勉強法について、解説していきたいと思います。
最初は読めなくても落ち込まない
まず、英語長文の勉強をするにあたって、意識しておいてほしいことがあります。
それは、「英単語・英熟語・英文法の勉強をしたからといって、英語長文が読めるようになるとは限らない」ということです。
これを知っていないと、「英単語・英熟語・英文法の勉強をしたのに、長文読めるようにならないじゃん」となってしまいます。
ですので、英語長文の勉強をする際は、最初は読めなくても落ち込まないということを意識して、勉強を進めていきましょう。
長文読解において、どこでつまづいたのか。原因を分析する
つぎに、長文読解において、自分がどこでつまづいたのか、原因を分析しましょう。
なぜなら、長文が読めない原因を把握していないまま、やみくもに長文を勉強していっても、成績がのびることはまずないからです。
英単語がわからなくて長文が読めなかったのであれば、英単語を勉強し直す必要がある。
英文法がわからなくて長文が読めなかったのであれば、英文法を勉強し直す必要がある。
英単語・英文法がわかっていたけど、文になると読めないというのであれば、1文を丁寧に読む勉強をする必要がある。
ですので、長文読解において自分がどこにつまづいたのかを分析して、そこの原因をつぶしていくという勉強をしていきましょう。
英語を英語のまま訳さずに読めるようになるために、音読をする
最後に、読んだことのある長文に関しては、英語のまま訳さずに読めるように、音読をしていきましょう。
読んだことのある長文で英語を英語のまま読めるようになっていれば、英語を英語のまま読むという感覚をつかむことができるからです。
音読の回数は何回がいいですか?ということをよく聞かれるますが、回数にはあまりこだわらなくてもいいと思います。
あくまで音読をするゴールは、「英語を英語のまま読めるようになる」こと。
回数にこだわらず、読んだことのある長文に関しては、英語を英語のまま読めるようになるために音読しましょう。
ここに書いてある勉強法はあくまで一例!君だけにあった学習方法を組み立てよう
今回は、中学生に向けた英語の勉強法についてお話ししました。
しかし、ここに紹介した勉強法はあくまで一例でしかありません。勉強していくうちに「自分にとっては、こうしたほうが効率がいいな」などと感じて勉強法を変えることはむしろいいことです。
1人1人にあった、それぞれの勉強法が存在するので、最終的には自分の勉強法を語れるくらい、自分で考えてカスタマイズした勉強法が一番効率のいい勉強法になるのです。
当記事が、中学生のキミに少しでも英語の勉強をスムーズに進めていくことができるきっかけを与えていたらうれしいです!
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